屋上やベランダ、バルコニーなどは、家へ雨水が侵入しないように防水工事をしなければなりません。
塗料にも防水効果はありますが、経年劣化で保護能力が落ちてしまうので塗料とは別に防水対策が必要です。
防水の方法
ウレタン防水工法は施工が比較的簡単ですので、やりやすい工法だと言えます。
ウレタン防水工法は、下地にウレタン樹脂を塗布して硬化させます。
そして、所定の厚さの防水層を作ります。
液体状の材料を使うので、複雑な形状にもなじみやすいというメリットが有ります。
液体の樹脂を硬化させるので、継ぎ目のないシームレスな防水層ができます。
低予算で出来ることもメリットです。
FRP防水工法は、たいていの業者がおすすめする工法です。
FRPとは、繊維強化プラスチックのことを言います。
耐水性、耐熱性、耐久性などに優れ、強靭かつ軽量です。
塗膜の硬化が早いために工期が短く済むこともメリットです。
軽量で家に負担をかけない点も良いのですが、堅い塗膜のためひび割れを起こしやすいというデメリットもあります。
シート防水工法は、シートを使う防水工法です。
最も使われているのは、塩化ビニール樹脂シートです。
耐用年数は、13~20年と言われています。
小規模な建物や戸建て住宅には多く採用されている工法です。
それぞれの防水工法の特徴
ウレタン防水工法は、工期が短く費用も安く済みます。
いろいろな下地に対応できるので使いやすい工法です。
ウレタン塗料はそれだけでは劣化が早いので、ウレタン塗料を塗った上にトップコートを塗る必要が有ります。
トップコートは紫外線に強いため、ウレタン塗料を守る働きをします。
FRP工法は車の重さにも耐える耐久性が有ります。
成型が容易ですので屋上やベランダの形に合わせることが可能ですし、軽量なので家に負担をかけません。
工期が短いので、やりやすい工法と言えます。
シート防水工法で主に使われるシートは、塩化ビニール樹脂シートと、合成ゴム系シートの2種類です。
合成ゴム系シートは複雑な形状には対応しにくいので、最近は塩化ビニール樹脂シートが用いられることが多いです。
他の工法よりも安価なので、住宅では多く使われています。
防水工事が必要なタイミングとは
トップコートに剥がれが出ている場合は、早めの塗り替えが必要です。
また、ベランダの下に雨漏りの跡が有る場合も防水工事の時期ということになります。
八王子市で屋上やベランダの防水工事をお考えの方には、経験豊富なファーストラインを検討してください。
それぞれの家の構造に合った最適な防水工事を提案しています。